|Posted:2013/08/20 10:11|Category :
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鮫川村での高濃度放射能汚染廃棄物焼却について、友達に頼まれて急きょ書いたレポートをちょっとだけ修正して添付させていただきます。
今は群馬の友人のところに来ています。
午後からは、10月に赤城山で行われるお祭り(?)の下見(打ち合わせ?)に行ってきます。
お祭りの内容は、自分たちの生活は身近なところから、癒し、祈りの芸術~…、みたいな感じだったかな…?
楽しみですね☆
以下、レポートです↓
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朝8時から焼却炉ゲート前での抗議行動。地元の人、いわきの人を始め、福島の女の会、東京、大阪から約30~40人が集まっていました。高濃度放射能汚染廃棄物(牧草、稲わらなどと言われているが…)を積んだトラックが来たのは、休憩をしようとしたそのとき、10時頃でした。その量は2トントラックの3分の1程度。抗議の声が上がる中を通過していきました。その後、いつ焼却されたかはわかりません。
もらった資料と聞いた話によると、環境省からの説明は「安全です」の1点ばりで、村長にも詳しいデータは渡っていないそうです。住民への説明は地権者にのみだったそうです(その後の抗議で説明の機会は増えたそうですが…)。
地権者の中でも2人は反対したのに、全員の了解を得た、と書類も揃えて計画を強行した(その反対した2人の書類を捏造したことについては告訴中)。
その後、村役場前に移動して、拡声器での村長及び職員への直接の抗議。焼却炉から2キロに住む人の抗議、「私は焼却炉から2キロの地区に住んでいる。役場よりもずっと焼却炉に近い。あなたたちは私たちの不安を考えていますか?安全なら村長の田んぼに作れ!」
原発も焼却炉も国のやり方は同じ。
原発の事故で、国の安心・安全がどれだけ危険で恐ろしいものなのかを一番体感したはずの福島の人々がそれを受け入れてしまい、美しい自然と県南地方の水源をもつ鮫川村に高濃度放射能汚染廃棄物の焼却を押し付ける環境省、この日本の社会構造と精神構造を改めなければいつまでも地球の汚染は続けられることになるかもしれない。
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福島県南地方の水源と呼ばれる鮫川村は、想像したとおり自然環境の素晴らしい村だった。
地元の人は親切でフレンドリーで、ランチが500円で食べられる施設もあるそうだ。
これからどうなるのだろう…。何事もなく済むのだろうか、何かが起きたら鮫川村は責められるのか、そんなことを考えるといたたまれない気持ちになる。
原発を押し付けられた自治体は、その後ずっと向けどころのない責任問題、経済問題、環境問題、健康問題、そしてタブー意識を抱え、それらをお互いが見ないようにして生きていくことになったと思う。
そんなことが二度と起こらないようにするには、やはりすべての人一人一人のちょっとした意識、心がけ、そこからなんだと思う。